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染織奉納まつり

今日も ~木漏れ陽の幸せ時間~ へようこそ。
どうぞ、ごゆっくりとお寛ぎください。


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昨日は、氏神様の祀られている神社で執り行われた
『染織奉納まつり』というものに参列しました。
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このお祭りは、衣食住をお守りいただく神様に神社境内に
ある藤で染色した布を神様に奉納するというものです。
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例年、染めをはじめ、「組法」 「紡糸法」 「製紙法」など
様々な技法をご指導いただいているそうですが、今回は
「絡糸法」という手法で、絹糸を木の枝に絡め、
彩り豊かに仕上げていきました。

ご指導くださったのは、森の草木を天然染料として染織する、
自然染めの活動家として、国際的にも有名な京都の
伊豆蔵明彦先生でした。

これは、境内の木の枝を2種類の天然染料で染めています。
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この絹糸を枝に巻いていきました。
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その糸には、天然石を通していきます。
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お歳をめされた、白髪のご婦人も参加。
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私はこのお祭りで、初めて先生のことを知りました。
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先生はこうおっしゃいます。

 『糸もくず繭もみんな美しい。 
  染料だって同じことで
  さいごの一滴まで使いきる。
  今まで捨てられていたものに目をかけて
  愛情を持って使い込んでいきたい。」


先生の作品に貫かれているのは「自然との共生」ということでした。
私もこのお考えに、とても感銘を受け、結局、私の行き着くところは、
何にしても「自然」のようでした。

ある日、たまたま、神社へ参拝に行き、この「奉納まつり」のことを知り、
参列をして、出合った染めの世界。
日本の染織の歴史も知ってみたくなりました。
とても、奥が深いです。

今日も、ご訪問くださった皆さんと、ご指導いただいた伊豆蔵先生と
染織との出合いに感謝、感謝・・・。
by ray0606 | 2008-04-21 11:56 | 芸術


何気ない日常 慎ましやかな    暮らしの覚え書き・・・。


by Ray

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